でも、言わなきゃ......
私は、意を決して口を開いた。
「あ、の.......私、マイ先輩には協力できません!!!」
私は、思い切り頭を下げてそう言った。
「は?」
頭の上から聞こえる、とても低い声。
表情がわからなくても、不機嫌なんだって誰でもわかる声。
「私は、真祐先輩と、連絡も取りたいし、お話もしたいです。」
それが、私の正直な気持ち。
先輩と一切関わりを持たないなんて、私は嫌だ。
「あのときは、流れに負けて頷いてしまいました。
だけどやっぱり、私は真祐先輩と話したいし連絡も取りたい。
だから、マイ先輩には協力できません.....」
あのときはただ、先輩が幸せなら。
そう思ってた。