ダメ…だったのかな? だけど… そんな麗香ちゃんの前にしゃがんで、頭を優しく撫でた。 『頑張ったじゃん! 偉い、偉い!』 俺の優しさ100%の笑顔をにらみ返してきた… ですよねー。 「子供扱いしんといてください」 『えー? 16歳ってまだまだ子供だよ?』 「…まだ15歳や」 目を逸らす麗香ちゃんを見て思わず笑ってしまった。 『尚更子供じゃん。 誕生日…いつなの?』 「…8月10日」 あっ、答えてくれた! 8月10日! これを強く頭にインプットする。 ってもうすぐじゃん!?