それでも君が

「直んない。浩二さんはこの先もずっとこの性格だと思う」
「直す…直す努力する…だから!」
「これがラストチャンスのつもりだったの!
せめて!少し前向きな考え方してくれれば、将来を考えてくれれば、私…」


乱暴に振りほどかれた両手で顔を覆い、ぐずぐずと鼻をすすると、彼女はまた俺に背を向けた。
小さく震える肩は、こんなに華奢だったっけ?と思うほど縮こまっている。