「ちょっと?杏?大丈夫?」
頭を抱え込んだのを心配してくれるようだ。
『うん。ちょっと考え事。』
振り返り笑いながら言うと、英梨は目を丸くした。
「やだ!顔が真っ青よ!?」
『あー。最近寝てなかっ…た…から。』
グラーンとめまいがし眉間を抑える。
あまりに気持ち悪くて、重力に身を任せ机にゴン!と頭をぶつけた。
歩く尾高を好奇の目で見つめてたクラスメイトもこれにはびっくりし杏を見る。
「杏!?」
英梨の声が聞こえる。
でも、返せる気力はない。
ちょっと無理しすぎたかもしれない。
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