私たちはいつだって仲が良かった。



周りからはどっちがどっちかなんて区別されないくらいに。


でも私たちはそれが一番嬉しくて
一番切なかった。


だってそれって考えてしまえば
どっちかがいなくなったって


誰も気づかないってことでしょう?






そんなの苦しいよ。
私は耐えられない。






でもそれを耐えてた。
その存在に私は気づけなかった




私ひとりで生きてたんじゃない。ずっと
涼が私を守っていてくれてたんだ。