あの日の夢は嘘じゃなかった...

男)「ちょっといいですか?

………風波 隼人さん」



この人、誰?

いきなり、男子が隼人に話し掛けてきた……

私は結構、男子が苦手やから余計かも知れんけど……

その人に対して恐怖心を抱いてしまった……

少しでも、恐怖を和らげるため隼人の裾を
キュッ と掴んだ……


隼人)「ボソッ 花、大丈夫だから……」


そう言って、隼人は私を抱き締めてくれた……


隼人)「何か、用ですか?」


男)「花さんを離して下さい!!

我々の天使に気安く触れないで下さ
い!!

抜け駆けですよ!!」


て、んし?

この人、何言ってるの?

頭おかしい……


花)「ボソッ は、やと、怖い
この人、何言ってるの?」


怖いよ……


隼人)「コクン

さっきから、何言ってんですか?
意味の分からん事をほざかないで下
さい

花は、花だ!
お前等の天使じゃねぇんだよ!

勝手に自分たちのだと、思うな
よ!

お前等のせいで、花が怯えてんだ
よ!」