あの日の夢は嘘じゃなかった...


なんだかんだ考えてるうちに検査は終わったらしく……


先生)「はい、一旦は大丈夫だね
また、明日に精密検査はするからね

ゆっくり花ちゃんと話しなさいな」


隼人)「は……い……」


先生)「自分でも分かってると思うけど、声出にくいのを無理に出そうとはしないでね

じゃあ、なにかあればまたナースコールで呼んでね」


俺が頷くのを見て先生は出ていった


隼人)「は…な」


花)「ん?どしたの?」


隼人)「おれ、どんだ…け…ね…てた?」


花)「えっとね、1ヶ月くらい、かな?」


そう言った花は疲れきったような安心したような顔でふにゃりと笑った

花は、寝てないのか、泣いていたのか……

ごめんな、俺のせいだよな……


俺は、花の腕をひっぱり、抱きしめた



花)「ふぇ?

は、隼人?
どしたの?」