ソルト





待ち合わせについて決めるとのことでメアド交換を終えて私たちは別れた。

坂道を下っていく和樹の背中を見送った。

家に着いて、日が暮れて、ご飯を食べて、お風呂に入って、寝る時間になっても


なぜかドキドキしていた。

…期待は…しちゃダメだよな。


そう思いながらもメール受信音がすると携帯をすぐ開く私。