「あ゛~」 「橘花~、だらけてないで手伝いなさーい」 夏休みももう、気付けば一週間経っていた。 芭音や他の子と適度に遊んで 割と勉強もペース良く進めている私は夏休みのお手本かもしれない。 …今は扇風機の前で暇してるけど。 「何すればいーのー」 「回覧板出してきてー!」 「えー、んー…」 渋っていると、ちょっとは体動かしなさいと無理矢理外に出されてしまった。