なんてぼやーっと思っていると、和樹が荷台のほうを指差して、乗って、と言った。 「今はとりあえず暗くなる前に帰らせたいから、二人乗りダメって言われてるけど、しゃーない」 自分に言い聞かせるように、私に言った。 私も素直に従って乗ると 「しっかりつかまっとけよー」 そう言って和樹は漕ぎ出した。