「愛子~どこだよ…」

私はそんな弟に冷たく言い返した

「なに?海斗」

すると海斗が
 
「今からいける?」

そう聞いてきた

私は無理といって声をだそうとした瞬間

「誰だよ」

ビクッ

誰が聞いても怒っていると分かるくらい

低いこえだった

私は少しでも空気をよくしようと

明るめの声で言った

「あぁ~海斗のこと?海斗はお…『ちょっとこい』………」

弟と言おうとしたとき南原暁斗の声と重なった

そのままつれてこられたのがだいぶん前に一回

南原暁斗につれていかれた教室だった…