あいつと私が恋する瞬間

くそ!ノンノめ!楽しみやがって

そんなノンノを私が睨むと

そんな私に気づいて慌ててそっぽ向いた

そんなやりとりをみていた南原暁斗は、

なにを思ったのか急にわたしにこう言った

「愛子…一緒にまわってあげよっか?」

あぁ~こいつは私が無理って言うと思ってるんだろな

なんか、いやだ……

私の気持ちに気づいてほしくて…

「別にいいよ……」

そう言ってしまった

後から、なにしてんだ!私…と気づき慌てて

訂正しようとしたけど南原暁斗は、いつの間にかいなくなっていた

あれ?そう思っていたらノンノが

「愛子が、記憶をとばしてるときにじゃあまた今度

 時間とか、考えるからっていって出て行ったよ~?」