私が、嬉しくて固まっていると愛梨ちゃんは『あぁ、ごめんね』と苦笑して私と距離を縮めてきた。



『私、松島愛梨。愛梨でいいよっ!よろしくね!』



こうして、私の女の子の友達第一号は愛梨ちゃんになった。



これも全て、きっと若葉のおかげだ。



若葉が、キッカケを作ってくれなきゃ、こうやって愛梨ちゃんと仲良くなることも出来なかったと思うから。