でも、いつか……



俺が死んだ後にでも、知ることになるだろう。



俺は、和奏に貰った4つ折りにしてある1枚の紙を開いた。



「…ほんと、なんというか」




────お兄ちゃん、待ってるからね。




たったの、一文。



これだけだけど。