「オトハちゃん……若葉に会いたい?」 「会いたい……会いたいです!勿論です!」 「そう、よね……明日、もう一度この家に来てくれる? そしたら、私と一緒に若葉に会いに行きましょう」 優子さんは、ハンカチで目元を拭きながら震える声でそう言った。 明日……若葉に会える。 ドキドキする心臓。でも、若葉に何かあったから……学校の先生も何も教えてくれないし、優子さんも何も言えないんだ。