やっと気づいたこの気持ち。 初めて知ったヤキモチ。 私は、若葉が大好きだ。 でもこれは、愛梨ちゃんの言っていた恋愛感情なんかじゃなくて。 もっと深い……“親友”としての大好き。 「若葉、約束しよう?」 「約束?」 若葉の腕が少し緩んだ隙に、私は若葉から離れて若葉の手を掴んだ。