「やめてよ、仁愛」


「そうだぞ、ここはお前の家だ。
いつでも帰ってきたらいいじゃないか」






ママもパパも。
優しく微笑んでくれたんだ。


嘘をついてまで東京に行った私に。

何もかも許してくれた。