真実と嘘〜番外*subplot〜



「お母さんのとの事と、だいちゃんとの事、片付くの待っててくれてありがとう。背中押してくれてありがとう。

…それで、再確認、なんだけど」




「…あ?」




「──茜、好きです。…茜も私のこと好きって事で…いいん、だよね?」






恥ずかしくなって、つっかえたり声が小さくなったり、グダグダになっちゃったけど、伝えた。




そうすれば茜が、一瞬ギシリと固まって。



それからぎこちなく目をそらして、耳を赤くして、「あー…」なんて言ったあと。




手で半分顔を覆って、



「お前、ほんと、急にくんなっつの…」



なんて弱々しく、赤い顔して目線を合わせて言ってくるから。


こっちまで赤くなってしまった。




し、ししし、心臓、壊れそう。


だって、弱々しい茜とか、どうしよう、不意打ちすぎだ。