【桐島side 】
俺は知っていた…。
いや、知っていたと言うより…気づいていた。
あの時 路地裏で助けたときから気づいていた。
俺の家系は代々伝わる…
『堕転会』という極道の養子だ。
俺が3歳のとき、両親が事故に遭い死んだ…死んだ母さんの姉さんがその『堕転会』へ嫁いだらしく、そこへ引き取られることになった。
当時の『堕転会』の跡取りとなる子供は全て女だった。
だから、男である俺を跡取りにしようと、極道の事、全てを叩き込まれた。
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