消えた時間


──って言ったものの……




クラスの子とどうやって話したら?


なんて声かけんの?


何言うの?




まてまて!あたし!


あんたはこんな口下手だったか?


よーく思い出せ


中学の入学式を!!





いやいや無駄だって



だって小学から中学とか


ほぼ持ち上がりの


ほぼ顔見知りばっかの世界じゃん


どう活かせってんの!





そんな風に1人で葛藤していると


背中を誰かにトントンとされた




ん?


誰かあたしの背中トントンした?




そう思いつつ後ろを振り返った


すると世で言う


イケメンと言うものがいた




あまり顔に興味のないあたしでも


キレイな顔だなぁと見入ってしまった




するとイケメンさんが


‘‘大丈夫?’’


と言いながら顔をのぞき込んで来た




近い近い近い///// !!





「だ だ 大丈夫です/////!!」



「そっ なら良かった~


さっきから大分挙動不審だったから」



「申し訳ありません……」



「なんで謝んの!!プッ 面白いね。


君名前なんて言うの?あぁ 俺は

堕山壮(Dayama Sou) よろしく」



「あたしの名前は渕橋杏奈です

よろしくね」



「うん!よろしく杏奈」





へっ?!


あ あ 杏奈?!ですとーーー/////




まてまてあたし達はいつからそんな

仲良くなったっけ?



あたしの記憶が正しければ


今日はってか今は


初対面のはず!なんだけど??




ふと堕山壮の方を見た




すると ‘‘どうかした?’’ とでも


言いたそうな顔をしている




ダメだ!!


きっとこれが素なんだ



この人は


でも まぁこんなイケメンに


下の名前で呼ばれるのは苦じゃないし


まぁいっか






「うん!こちらこそ壮」





これはあたしからの


ちょっとした仕返し!


きっと壮には効いて無いと思うけど




ん?


ちょっと壮の耳が赤いのは……?


気のせいか