俺らは何日か学校をサボっていた。美波がいじめられないためにも。
久しぶりに行った学校では
結羅が、孤立していた。
まぁ、当たり前だよな あんなにも人をボロボロに傷つけてたんだもんな
こんなに最低なやったとは思ってなかったのに。
顔や体には新しくできたようなたくさんのあざ。
殴られたんだろう。
結羅がこっちを一瞬見た。すると美波がおびえ始めた。
「優雅ー!結羅ちゃんが睨んでくる。こわいょ。」
そうだ。おれは美波を守らないといけないんだ。
「大丈夫だ。俺が守る。」
そう言っておれは結羅を睨みつけた。
ビクッと揺れた結羅の体。
――――――――――――ニヤ
その時俺は俺の後ろで怯えているはずの美波が
――――――――――――笑っていたなんて思いもしなかった。
