すると突然、私の方におもちゃでしか見たことのないような大きな銃が
向いた。


私は死ぬのかなって死ぬんだろなっておもってた。



――――――バンツ!!



銃声が響いた


でも。私は痛くない。なんで?


目をそっと開けると最悪な光景が広がっていた。


血の海。苦しそうに必死で必死で息をしようとするお兄ちゃんがそこにはいた。


――――――たすけて!



――――――誰か!



私はあまりにものショックとパニックで意識が飛んだ。