「おい!結羅ー!待てよ!転ぶぞ〜!」 「お兄ちゃんがおそいんだよー!はやくー!」 「ったくー。」 この頃私は10歳。お兄ちゃんは18歳。 久々に遊んでくれるお兄ちゃんがいてくれるのが楽しくて幸せで。 ずっと続けばいいって思ってた。 ――――――でも。そんな風には行かないんだね。神様は意地悪だからね。 ほんとに想像してなかったよ。