《由羅side》
「ほんとに知らない?俺たちのこと」
そう、光輝さんが言った。
「うん 」
「そっか。」
って、なんか私が悪いみたいじゃん
「じゃあ教える。俺たちは‘‘青龍’’だ。」
「んでー、俺らは幹部メンバーかな」
――――‘‘青龍’’か。絶対に私が関わってはダメな族。
―――――――お兄ちゃん。
「そうなんだ。わかった。」
すると突然湊さんが
「単刀直入に聞く。お前は何者なんだ?」
何かと思ったら。はぁ。
「私は、ただの高校生。まえは、黒蝶っていう
弱いとこの姫してた。ただそれだけよ。」
だるそうに適当にでも本当のことを答えておいた。
「じゃあ、俺たちの姫になれ。」
