「あいつはまだ学校来てんのかよ」


「よく来れんよな」


「美波いじめてたくせにね」


登校するやいなやあびせられる罵声


もう聞きあきたよ。当たり前でしょ。私の学校なんだから私が来るのわ。


っ!


黒蝶だ。さいあく


「っきゃぁ!由羅ちゃんがっグズッ」


「てめぇなにしてんの?まだ美波いじめてたの?」


「ほんとに最低なんだよねおまえ」


「美波大丈夫だからな、いくぞ」


「ぅん!」


私が今何した?私した向いてたよね?


あいつらは今美波しか見てないんだ


美波によって支配されてるんだね


――――――でも、なんで 琉稀と薫は何も言わない?


さっきもゆってきたのは優雅と晴斗だ。


被害者がこれ以上ふえませんように。


クラス行きにくいしおくじょういこっと。


そしてその場をあとにした