「片思いって言ったら大げさだけど。名前も知らないし。でもずっと気になってたのは確かだよ」
香子が言ってたことはこれだったんだ。ずっと気になってた相手が私だったなんて。
「……」
目の奥がジンと熱くなり、堪えていた涙が頬を伝う。ダメだよ、まだ私は何も伝えてない。
慌てて涙を拭う私を見て、安斉くんは優しく微笑み何も言わず私の頭を撫で、自分の胸に引き寄せてくれる。
そして、そっと呟いた。
「ずっと好きだったんだ。まさかこんなふうにまた会えるなんて思ってなかった」
「……っ、うんっ」
「オレと付き合ってくれないかな」
「っも、もちろんっ、喜んで」
肩を抱く安斉くんの手に力が入る。私も、ちゃんと伝えないと……。
「私も……大好きだよ」
「うん、ありがとう」
この瞬間を、ずっとずっと待っていた。この半年間、私の中では色々なことがありすぎて。でも安斉くんへの気持ちだけは変わらなくて。
香子が言ってたことはこれだったんだ。ずっと気になってた相手が私だったなんて。
「……」
目の奥がジンと熱くなり、堪えていた涙が頬を伝う。ダメだよ、まだ私は何も伝えてない。
慌てて涙を拭う私を見て、安斉くんは優しく微笑み何も言わず私の頭を撫で、自分の胸に引き寄せてくれる。
そして、そっと呟いた。
「ずっと好きだったんだ。まさかこんなふうにまた会えるなんて思ってなかった」
「……っ、うんっ」
「オレと付き合ってくれないかな」
「っも、もちろんっ、喜んで」
肩を抱く安斉くんの手に力が入る。私も、ちゃんと伝えないと……。
「私も……大好きだよ」
「うん、ありがとう」
この瞬間を、ずっとずっと待っていた。この半年間、私の中では色々なことがありすぎて。でも安斉くんへの気持ちだけは変わらなくて。



