気づけば辺りは夕陽に染まっていたこと。 私達が話し疲れたこと。 「そうなの、荻野さんは人の体について学んでいるのね。お医者さんにでもなるの?」 「まだ決まっていないんだ。それに医学部じゃないから…」 「じゃあ、科学者になるのね!」 「うーん、多分?そうかな(笑)」 「夢があるって素敵ね。…私も早く大学に戻りたいわ」 「何かやりたいこととかあるの?」