運命を辿って 〜僕らが出会ったのは〜




愛は戸惑った様子で紙袋の中を覗く。


「これ…」


「一日中病室に居ちゃ退屈だと思うから持ってきたんだ。ノートも挟まってると思う。」


「まぁ!ありがとう!ちょうど見たいと思っていたの!」


「全部は持ってこれなかったけど、持って行ってほしいって君のお母さんから頼まれて」


愛のお母さんの言う通り、愛はとても喜んでいる。


記憶を失って教科書を見るのも辛いと思っていたのは俺だけだったみたいだ。