でも、それは、私が荒れて家族に八つ当たりしないためだと思ってるから。

ガチャ

竜也「今、帰った。」

こんな時にノックもなしで入ってくるとわな。

麗来「あぁ。みんな、なんか言ってたか?」

竜也「いや…それより…泣いてるのか?


麗来「黒豹には関係ない。」

泣いてる姿は1番見られたくない。

竜也「やっぱりちゃんとした人間なんだな。」

麗来「はっ?私をけなしてる?」

竜也「けなしてるつもりはねーけど?」

さんざん私がけなしてたからな。

麗来「あっそ。」

竜也「で、なんで泣いてた?」

麗来「あんたに関係ない。」

竜也「まぁ、確かに関係ないかもしんねーけど…気になるから。」

いや、気にならなくていいし。