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あたしがプールに着くと、既に水泳部の部員が数人練習を始めていた。
プールの入り口の外からこっそりと様子を窺っていると、後ろから誰かがあたしの肩を叩いた。
「早瀬さんじゃん。ひさしぶり」
振り返るとそこに立っていたのは水泳部の高崎くんだった。
「中入れば。翠都ならさっき部室にいたから、そろそろ出てくるんじゃない?」
同学年で佐野くんと仲がいい彼は、あたしが佐野くんと付き合っていることを知っている。
「うん、じゃぁお邪魔します」
あたしは遠慮がちにプールサイドに足を踏み入れると、夏休みの補習で顔見知りになった水泳部の人達に軽く挨拶をしながら見学用のベンチに座った。
それから靴と靴下を脱ぐと、素足の裏をプールサイドのコンクリートの地面につける。
日差しで十分に熱せられた地面は、足の裏を焦がすみたいに熱かった。
ビックリして両足を地面から浮かすと、突然上から何かが降ってきて視界が暗くなる。



