めっちゃ自由なやつだな…… 彼女の後ろ姿を見つめながら呆然としていると、数メートル先で彼女が何か思い立ったように振り返る。 「あ、バッグもありがとう!じゃあね」 俺に向かって大きく腕を振ると、彼女はまた駆けて行く。 泳ぎはどうしようもないくらい下手なくせに、彼女の足取りはとても軽やかで。 そのギャップがちょっと可笑しい。 肩で揺れる彼女の髪を見つめながら、俺はひとりで小さく吹き出していた。