妖狐と私




「本物の狐?てか妖怪?」




秋斗は優陽に質問する。




「そうだ。よく知ってるな。」




「し……シッポ、触ってもいい?」




「いいぞ」




秋斗は優陽のシッポにゆっくりと触る。




「……すげ~……本物だ……触れる……」




秋斗はすっかり優陽のふわふわなシッポにハマったみたいだった。




「……ねぇ優陽……どうして秋斗にも優陽が見えるの?」




私は優陽に尋ねた。




「正直俺も驚いた。たぶん、心が純粋だからだろう。」




「心が純粋だから……?」




「ああ。心が純粋だと、俺みたいな妖怪が見えたりするんだ。何の汚れもない心ならな。」




「へぇ……そうなんだ。……ん?じゃあ、私は!?私も心が純粋ってこと!?」




少し嬉しそうに言う私。




「お前は稀だ。」




「……そう」




優陽に即答でそう言われ、私は肩を落とした。