え、嘘でしょ、優陽が……見えてるの?
「……え?」
「……。」
私は優陽と目を合わせる。
優陽も、あきらかに驚いている。
「あ、秋斗……あれが見えるの……?えっと、見えてる特徴言ってみて……」
私はまだ秋斗が優陽のことを言っているとは思えなくて詳しく聞こうとした。
「え、シッポふさふさの、耳あって……」
優陽だよ!!!
完璧に、優陽じゃん!!!
待って、なにこれ、秋斗にも見えるの!?
なにこなにこれ、姉弟だから!?
姉弟関係してるのこれ!!?
「……秋斗、落ち着いて聞いて……これは、えっと、なんていうか……」
「狐だ。」
優陽が私の隣に来て口を開いた。
言っちゃったよ!!
「い、言っちゃっていいんだ……」
私は優陽を見上げて言う。
「別にいい。見えてしまったものを隠すことなんてできないだろ。」
「そ、そうだね……」
優陽は受け止めが早いな……。


