妖狐と私




私たちは家の近くの小さな公園にやってきた。

優陽は気を遣ってくれたみたいでどこかに身を隠してしまった。

公園には誰もいない。

私と秋斗の2人。

そして私は、話を切り出した。


「秋斗……ごめんね。あんなことになってたなんて気づかなくて……。」

「別に、ねーちゃん悪くないじゃん。気づかないのだってあたりまえだし、オレ言ってねーもん。」

「ずっと、言うつもりなかったの?」

「うん。オレあんなの気にしてねーし。」

「……ごめんね。」

「だから、ねーちゃんがあやまることない。」


私は秋斗の気持ちがよくわかる。

誰かに責められる気持ちが、よくわかる……。


「私のせいなんだよ。秋斗……聞いてほしいことがあるの。」


 嫌われるかもしれない。

 もう、私と話をしてくれないかもしれない。

 それでも、話すって決めたから……。