妖狐と私




「毎日毎日邪魔者が学校来てんじゃねーよ!」


 ドクン、ドクン……


秋斗は、髪の毛を引っ張られたり、勢いよく押されたりして、それに何も言わず耐えていた。

それを見ていた私は、電信柱の陰から勢いよく飛び出した。


「なにしてるのっ!!」


男の子たちに、私は思いっきり叫んだ。


「なにこの人。」


さっき指をさして秋斗を馬鹿にして笑っていた男の子が、私を見てそう言ってきた。


「……ねーちゃん」


秋斗は、ぽかんと私を見上げる。