「今も時間止まってるの!?」




私は妖怪に聞く。




「あぁ、そうだな。」


「「そうだな」って……ていうかまず、どうしてそんなことできるの……?」


「こんくらい普通だ。」


「普通って……そういえば、風もない……」


「あたりまえだ。時間止めてるんだから。」


「……」




 すごい……けど……。


 やっぱりまだ信じらんない!!




周りはしんとしていて、まるで私とこの妖怪だけの世界のような感覚だ。