そして連れていかれたのは、屋上。 私の前に立つ香奈は、くるっとこちらに向くととんでもないことを言いだした。 「ねぇ。こっから落ちてよ」 香奈が指さした先は……柵の向こう。 え。 ドクン…… 心臓が跳ねる。