高1の時に友達だった子と2年生も同じクラスになれたけど、急に私に嫌がらせをしてくるようになって、周りの人たちも同じようになって無視したり意地悪してくるから、学校に味方はいない。




 こんなこと秋斗には話せないしなぁ……。




毎日物を隠されたり、机は落書きだらけだったり、時には手も出されることだってある。




 ちょっと……キツいなぁ……。




「ねーちゃん、オレらこっから道違うよ」




「え、あっ」




ぼーっとしてて秋斗と同じ道を行こうとしていた私。




「ねーちゃん大丈夫?」




「大丈夫大丈夫!ごめんねっ!じゃ、気をつけて行きなよ~!」




私は悟られないよう逃げるように秋斗の前から走り去る。




 バカ私!!




 弟に心配されるなんて情けない!!




 ……本当……情けない。