「桃音ー!」


あたしが学校に向かって歩いていると、後ろから抱きつかれた。


「うわぁ!?…もう、洋子、朝から止めてよ」


正体は、同じクラスで仲の良い友達の洋子だった。


そういえば洋子、好きな先輩に告白するって言ってたような…


ちなみにあたしの好きな人も、先輩なんだ…


誰にも言ってないことだけどね。