Valentine day




辺りにはあたしの泣き声しか聞こえない。


陽太は何も言わず、相変わらず頭を撫でてくれていた。


次第にあたしの涙はおさまっていた。


そこであたしは、ずっと気になっていたことを口にした。


「どうして陽太、優しいの?」


俯いたままで、ぼそっと言った。