Valentine day




「洋子ちゃんが先輩と付き合うって知って、嬉しくて泣いちゃってるから、そっとしといてあげて。」


隣に居た陽太が、あたしを3人から隠すようにして立つと、あたしの頭に手をポンと置いてそう言った。


え…


驚いて顔を上げると、にこっと笑った陽太。


っ…


そんな陽太は、あたしが泣いてる本当の理由を知ってるようだった。


「桃音、ありがとっ…」


陽太で見えないだろうけど、あたしは下を向いて首を横に振った。