「えぇ?私は、成美さんという方が…」
「えっ?アタシは…」
そして、さっき私を見て謝ってきた子は、私が本命と聞かされていたらしい。
「私は…杏理さんが…」
「…はぁ。もうわかったと思うけど…、ここには、本命なんていない。もしくは、あたしたちの全てが本命。
そうわかったあたしは、ここにみんな呼び出したの」
「そ、んな…。蓮!?嘘だよね!?」
隣の蓮を揺さぶると、急に笑いだした。
「ははっ、バカじゃねぇの?なにが全てが本命だよ。お前らはただのお遊び。
てかっ、11人しかいねぇじゃん。瑠花は?奈未は?全然足りねぇよ」
けらけらと笑う蓮は、もう私の知っている蓮じゃなかった。
しかも…まだ女の名前が出てくる。
他にもいるってこと?
「…っ!ふざけんなこのクソ男!」
パンッと杏理さんは蓮を叩き、去っていった。


