電車を降りたら息が白くて、すごく寒かった。 昨日の夜、学校から帰ってすぐに作ったこのチョコレート。 友チョコとも家族用のチョコとも少し違うそれにママは絶対気付いてて、朝いつも通りに出かける私を、笑顔で送り出してくれた。 がんばってね、なんて応援付きで。 ……渡せなかったなんて言えないなあなんて思って、いっそのこと捨てちゃおうかな、なんて思った。 目についたゴミ箱に近づいて、持ってきたチョコレートを入れようとした。 「……捨てちゃうの?」