顔を扇ぎたくなる衝動を抑え、ショーケースの横にある腰高の扉を開ける。
「こちらへどうぞ」
彼を店の奥へと促した。そこはパーティションで仕切って、昼食を取ったりするためのちょっとした休憩スペースにしているのだ。
「ここはこんなふうになってるんですね」
彼が興味深そうにあちこちを見るが、お客様から見えない棚には、ラッピングペーパーやリボン、シール、紙袋やカタログなんかが雑然と置かれていて、恥ずかしい。
それを背中で隠すようにしながら彼をふたりがけの小さな白い丸テーブルに案内した。
このテーブルを買ったときは、椅子が二脚セットになっていた。ひとりだから椅子は一脚でいいと思ったけど、セットで買ってよかった。
「ちょっと待っててくださいね」
私は言って、咲恵さんに教わった通り、まずはティーポットを温めた。使うのは新鮮な沸かし立ての湯。そして、ティーポットにティーコージーと呼ばれる布製のカバーを掛けて紅茶を抽出する。ティーコージーも咲恵さんの店で買ったライトグリーンのストライプ柄のものだ。
「こちらへどうぞ」
彼を店の奥へと促した。そこはパーティションで仕切って、昼食を取ったりするためのちょっとした休憩スペースにしているのだ。
「ここはこんなふうになってるんですね」
彼が興味深そうにあちこちを見るが、お客様から見えない棚には、ラッピングペーパーやリボン、シール、紙袋やカタログなんかが雑然と置かれていて、恥ずかしい。
それを背中で隠すようにしながら彼をふたりがけの小さな白い丸テーブルに案内した。
このテーブルを買ったときは、椅子が二脚セットになっていた。ひとりだから椅子は一脚でいいと思ったけど、セットで買ってよかった。
「ちょっと待っててくださいね」
私は言って、咲恵さんに教わった通り、まずはティーポットを温めた。使うのは新鮮な沸かし立ての湯。そして、ティーポットにティーコージーと呼ばれる布製のカバーを掛けて紅茶を抽出する。ティーコージーも咲恵さんの店で買ったライトグリーンのストライプ柄のものだ。


