彼に過去形で言い直され、私は怪訝な思いで彼を見た。
「“修業してた”って……?」
「今月でショコラ・レーヴから独立します」
「えっ」
涼介くんの言葉に目を見張った。
「これは俺の作品第一号なんです」
「そんなに大切なものを私に……?」
「鈴音さんだからです。それに、これは鈴音さん以外にはあげられない」
どういうことだろう、と彼を見上げると、彼が小さく微笑んでうなずいた。私はダークブラウンのリボンをつまんでそっと解いた。ふたを開けたら、中は六つに仕切られていて、ダイヤモンド型のチョコレートが六個入っている。
顔を上げて涼介くんを見たら、彼が頬を上気させたまま微笑んだ。
「俺が独立したら、このチョコレートをモン・トレゾーで売ってほしいんです」
「“修業してた”って……?」
「今月でショコラ・レーヴから独立します」
「えっ」
涼介くんの言葉に目を見張った。
「これは俺の作品第一号なんです」
「そんなに大切なものを私に……?」
「鈴音さんだからです。それに、これは鈴音さん以外にはあげられない」
どういうことだろう、と彼を見上げると、彼が小さく微笑んでうなずいた。私はダークブラウンのリボンをつまんでそっと解いた。ふたを開けたら、中は六つに仕切られていて、ダイヤモンド型のチョコレートが六個入っている。
顔を上げて涼介くんを見たら、彼が頬を上気させたまま微笑んだ。
「俺が独立したら、このチョコレートをモン・トレゾーで売ってほしいんです」


