side 実冬



「みーふーゆ!!あいよ!!私からの愛のチョコ!!」


はっ?!


後ろから声がして振り返ると…


バコッ…


「やば、顔面に当たるとか…最高すぎ」


顔がヒリヒリする。
いや、普通に痛いですから。



そう思ってても声にはださず、下に落ちたピンクの箱を拾う。
こんな目に遭わせた当の本人はゲラゲラ笑っている。


てかピンク…

私はお前の本命かいねん。