目の前で腕を組み歩いてく2人。


どうゆうこと?

つまり、付き合ってるの?


…そか。


目の前が涙でにじむ。


言うのが、遅すぎた。


「りいじゃん。何してんの?

あー!海斗いねぇと思ったら彼女と帰ってやがるー」

「…陵河」


そこにはいつも通り制服を着崩している陵河がいた。

黒崎と帰る約束してたのかな?


「…ごめん。途中から話聞こえてた。りい、よく頑張ったと思うよ。あいつらの交際はどうも納得いかねー」


陵河はずっとグチグチと言っている。


見てたのか。


陵河は中2のときの夜仲間だった。

だから陵河はいろんなことを知っている。