今日こそ、兎梁綾斗に会う最後の日
今日、こそっ
そう強く心に誓って一歩一歩噛み締めながら歩く
「てか、綾斗くんの友達って、誰?」
「あれ?名前とか伝えてなかったでしたっけ?」
「えぇ。なんだかんだいつも"綾斗くんの友達"で話しが通じてたからね」
そっかそっか、全然気づかず普通にそう話してたっ
「えっと、名前は敏樹くんって言って、私が困ってる時に助けてくれて・・・」
それで、えーっと、っとセリフを考えている最中
「え・・・"敏樹"?」
ピタリと立ち止まって驚いた様子の莉子さん
「はい!とっても元気でッ「ちょっと待って。その"敏樹"ってどこ高?」
「え?・・・綾斗くんと一緒の大成高校です」
「大成高校、2年、敏樹・・・まさかっ」
ぽそっとそうつぶやいて莉子さんが突然待ち合わせ場所まで猛ダッシュ

