「・・・ふーん。つーか、いつも俺の前に現れるアンタもアンタでしょ」
「・・・っ」
いつもいつも
会いたくてあってるわけじゃないのにっ
忘れる
このことは記憶から抹消してやるっ
そして
「貴方の前に、もう二度と現れないのでご安心を」
そう言い残しバタンと玄関を飛び出す
外の表札は空っぽですぐ隣には503のプレート
「・・・ッー」
なんで彼は、付き合ってもない私なんかとできるの
あの冷たい瞳が"アンタのことは好きでもなんでもない"
そう告げてるようで
そんな奴に大切にしてきたものが奪われて、怖かった
悔しかった
私は昨日のこと覚えてないし、ノーカンよ。
ノーカン。
もう、知らないっ
兎梁綾斗
今度こそ、二度と会わない

