「お願いします!俺、年上がタイプなんすよ!!」
「ん〜〜・・・じゃあ・・・連絡先だけなら」
「まじ?!おっしゃ!!」
・・・粘り負け、気迫負け
でも、助けてもらったし・・・悪い子じゃ無さそうだし、大丈夫だよね?
私たちは電話番号とLINEのIDを交換した
目の前の紅茶を飲み干してから
「ちょっとお手洗いに行ってくるね」
と、席を立って化粧室に向かう
鏡に映る自分は高校生に比べるとやっぱり老けていて・・・
「敏樹くんはこんなのの連絡先なんて知って本当に嬉しいのかな?」
心にまたモヤモヤが掛かったなぁっと思いながら軽く化粧直しをし、グロスを塗ってテーブルに戻る
「ごめんね、お待たせしました」
椅子に腰掛けることはなく、伝票を持ってお会計をしようとしたところ
ポーっと私を見上げたまま微動だにしない敏樹くん

